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2006年5月26日 (金)

若いママたちへ

毎日、子育てに奮闘されていることと思います。
どんなにへとへとになっていても、可愛い我が子の笑顔や寝顔はそれを癒してあまりあることでしょう。

Boy

私は、小さな診療所を営んでいる50代の医師です。
思いっきり場違いな私が、何で皆さんのブログにトラックバックを送るのかというと、どうしても知っておいていただきたいことがあるからです。

皆さん「共謀罪(きょうぼうざい)」と言う名前を聞いたことがありますか?

「そんなもの興味ないわ、忙しいのに!」なんて言わないでもう少し読んで下さい。皆さんの可愛いお子さんたちの将来にもおおいに関わってくることなのですから。

そのむかし「治安維持法(ちあんいじほう)」という悪法がこの国にはありました。
共産主義者のテロから「善良な市民」を守る法律ということでしたが、結局戦争に反対する人々の弾圧に使われ、「善良な市民」達も密告をおそれて物言えぬ社会となり、日本は破滅の道へと突き進むことになりました。

日本軍が攻め込んだアジアの各国や、アメリカ軍の空襲を受けた国内の各地でたくさんの子供達とそのお父さんやお母さんが亡くなりました。

敗戦の焼け野原で、誰もが戦争はもう二度としてはいけないと強く思ったはずで、だからこそ平和を大切にする新しい今の憲法ができたとき、誰もが本当にこの憲法を大事にしたいと考えたはずです。

幸せなことに、争いばかりのこの地球上で日本はその後60年間も戦争をしないですみました。日本人は誰一人として、よその国の子供やそのお父さん、お母さんを銃や爆弾で殺さずにすみました。もし戦争をしないことに決めた今の憲法がなかったら、そうは行かなかったはずです。

ところが、この憲法は時代に合わなくなったから戦争のできる憲法に変えてしまおうという動きが今大きくなってきています。簡単に言ってしまえば、アメリカと一緒に世界のどこにでも行って"テロ"と戦うことのできる憲法に変えてしまおうというのです。

このままではきっとあなたのかわいいお子さんが大人になった頃には、今の憲法では認められていない徴兵制(ちょうへいせい…一定の年齢に達した国民を国が強制的に軍隊に入れて訓練し、兵士にしたてること)が復活していることでしょう。

お子さんや、その最愛の人が徴兵されて、"テロとの戦い"の名の下に遠い異国で、罪のない子供達やそのお父さん、お母さんを殺したり、殺されたりすることが現実になるのです。

えっ、「そのときはみんな大反対するから大丈夫よ!」ですか?

Girl

ところが、そうも行かなくなりそうなのです。
今、国会に提出されている「共謀罪」が成立したら、今までと違って犯罪を計画しただけで逮捕されてしまいます。

ふつうの善良な人たちには関係なさそうですが、犯罪を計画したかどうかを判断するのは警察や検察の人です。あなたが政府にたてつくようなことを誰かに言ったり、それどころか言ったとみなされただけで逮捕されたとしても、法的には問題ないことになってしまうのです。

そんな状況であなたは、政府に反対できますか?
勇気のある人が、戦争反対を唱えて逮捕されたときに、何か言えますか?

「共謀罪」は「"テロ"から国民を守る」とのふれこみです。
何か先ほど説明した「治安維持法」によく似ていませんか?

皆さん、可愛いお子さんの未来を守るために、この「共謀罪」を人ごとではなく自分のこととして、よく考えてみてください。それから今回はふれませんでしたが、今の憲法の考えを否定するような「新教育基本法」、憲法を改正しやすくする「国民投票法」も制定されようとしています。知っていましたか?

「テレビで言ってないよ!」ですか?

のぞき趣味と三面記事しか流さないテレビをいくら見ても、本当のことは教えてくれません。それどころかあなたやお子さんの精神と知性をどぶ川のように汚してしまうでしょう。

インターネットではいろいろな人の様々な意見や主張が飛び交っています。
あなたやあなたの可愛いお子さんが、テレビに流されることなく、自分で調べた自分の考えを持つことができるようになることを切に願っています。

この記事の内容をA4版2枚にプリントアウトできるようPDFにしています。
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コメント

こんにちは、TBありがとうございました。この、若いママの方々への記事、とてもうまくできていらっしゃると感じました。うちの姉にも見せてみようかな、と思います^^;

投稿: Az | 2006年5月28日 (日) 13時10分


トラバありがとうございました。
大変わかりやすいメッセージですね。
チャンスがあれば、ご紹介させていただきたいと思っています。

投稿: kikyou317 | 2006年5月28日 (日) 21時45分

kikyou317さん、Azさん、コメント有り難うございます。
お知り合いの若いママさんにお見せいただければ幸いです。
私は、家内の知り合い関連の若いママさんに配ったり、育児日記系のブログにTBしたりしています。
TB受けた方がどう考えられるかはわかりませんが、続けています。

投稿: panta | 2006年5月30日 (火) 13時53分

この方法はいいかもしれない、いい方法ですよ、これは!

おそらく世間一般のお母さんたちはこのようなことにはまったく関心をもっていないでしょう。でも何かきっかけがあれば、知る機会があれば考えるようになると思います。自分のこととして感じることができれば真剣に考えてくれます。

投稿: やす | 2006年5月31日 (水) 00時16分

やすさん、コメント有り難うございます。

今のところ、TBさせていただいた育児日記系のブログの方からの反応はわかりませんが、直接ビラをお渡しした方たちの反応はやはり、こんな事知らなかった、びっくりしたというものでした。

投稿: panta | 2006年5月31日 (水) 22時14分

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