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2006年7月の5件の記事

2006年7月23日 (日)

ネット善人の薦め

Honen

反戦ビラ護身用ナイフのエントリーに対するコメントで、かなり長いやりとりが続きました。
普段余りコメントも多くない私のブログなので、有り難いのは有り難かったのですが、いきなりの強い言葉の連射攻撃に初めは少々戸惑ってしまいました。私の悪戦苦闘を御覧になりたい方はどうぞ、御笑覧下さい。

最後にいただいたmorichanさんからのコメントに対する御返事として、この記事をアップさせていただきます。



morichanさん、連日のコメントありがとうございます。

私は小心者で、臆病な吹けば飛ぶような人間です。ただ私の生まれ育った時代のおかげか、弱者や差別されている人たちを一緒になっていじめるようなことは人間として最低のことだという考えは、心の根っ子の所にしっかり持っているつもりです。だれでもいつその立場に立たされるかわからないからです。

もちろん、強い人間ではありませんから、現実の場面で今回のコメントの応酬のようなことが続いたら、すっかり参ってしまっていたでしょう。

でもよく考えてみてください。ネット上で口汚く人を罵る人たちも、実名で、或いは日常生活の場面で同じ事ができるでしょうか? 大抵の人は、ネットという架空空間で、かつ匿名だからこそ、morichanさんの言われる「一種異様な発想」を平気で連発できるのでしょう。

それなら、私たちもネットの匿名性をおおいに利用して、よい意味で「善い人」を演じようではありませんか。現実の私が欠陥だらけの駄目人間でも、ネット上では常に冷静で、腹を立てない、相手のことも思いやる人間の役回りをすることは、可能です。「ネット上では悪人をも演じられる、いわんや善人おや」というところでしょうか。

「一種異様な発想」を吹っかけてくる人たちは、相手を挑発し、自分の土俵に持ち込んで、その「発想」を雨あられとぶつけてきて、こちらを疲弊させてやりこめ溜飲を下げようとします。

でも挑発に乗ってはいけません。思いっきり善人で行きましょうよ。顔から火が出るような善人の台詞もネット上なら堂々と言えますよ。

本気で相手の心も思いやってみましょうよ。morichanさんの言われるように相手も私たちと同じ弱者なはずですから。

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2006年7月19日 (水)

【リアヨロ!】世論調査

ヘンリーさんのところで、美爾依さんの「安倍の支持率を下げよう!」が紹介されていました。
まだ投票数が少ないですが、今のところ福田さんがトップを走っています。
今のうちに皆さんも清き一票を!





世論調査@インターネット

【リアヨロ!】自民党総裁選 予備調査(7/18-7/23)
次期首相を選ぶと言われる、9月20日予定の自民党総裁選で、あなたは誰が選ばれるとよいと思いますか。

自民党支持か否かとあわせ、投票をお願いいたします。

投票したい候補者がいない場合は、選択肢の追加依頼をお願いいたします。


(自民党を支持している)【麻生太郎】 参考URL:http://www.aso-taro.jp/
(自民党を支持している)【安倍晋三】 参考URL:http://www.s-abe.or.jp/
(自民党を支持している)【河野太郎】 参考URL:http://www.taro.org/
(自民党を支持している)【谷垣禎一】 参考URL:http://www.tanigaki-s.net/
(自民党を支持している)【鳩山邦夫】 参考URL:http://www.authority.ne.jp/hatoyama/
(自民党を支持している)【福田康夫】 参考URL:http://www.y-fukuda.or.jp/e_index.html
(自民党を支持していない)【麻生太郎】 参考URL:http://www.aso-taro.jp/
(自民党を支持していない)【安倍晋三】 参考URL:http://www.s-abe.or.jp/
(自民党を支持していない)【河野太郎】 参考URL:http://www.taro.org/
(自民党を支持していない)【谷垣禎一】 参考URL:http://www.tanigaki-s.net/
(自民党を支持していない)【鳩山邦夫】 参考URL:http://www.authority.ne.jp/hatoyama/
(自民党を支持していない)【福田康夫】 参考URL:http://www.y-fukuda.or.jp/e_index.html








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2006年7月16日 (日)

護身用ナイフ

Nanking_2

先のエントリー「反戦ビラ」の写真について「なにを言ってもネット右翼」さんから 「有名な中国のプロパガンダ写真ですよ。日本兵の兵装がぜんぜん違います。」とのコメントをいただきました。 私が見に行ったサイト(http://www.geocities.com/TheTropics/Paradise/8783/lie.html気の弱い人は見ない方がよいです。)では「単なる現地の苦力(クーリー)に頼んで記念撮影。」との解説でしたので、”捏造”の根拠がまた違ってしまうのですが…。

とにかく刀(護身用のナイフ? 後述)を振り上げている人が、日本人であろうが、逆に中国人であろうが、どうでもよいことなのです。北朝鮮の人が、日本人の首を切ろうとしている写真であったとしても同じ事です。
私が言いたいのは、戦争とは日本や韓国・朝鮮や中国の庶民、いや世界中の庶民にとってこの写真のようなことが起こることだと言いたかったのです。

さて本題に入ります。

先のエントリーに対するコメントの返事が長文になってしまったので記事としてアップしました。(「鉛筆削り用ナイフ」さんと「竹島島民」さんのコメントを読まないと話がわかりにくいかもしれません。)

「鉛筆削り用ナイフ」さんからは「自衛の為にナイフを持つことは一つの有効な手段」で「ナイフを持つ事も視野に入れて検討する人達を私は支持します。」とのこめんとを、そして「竹島島民」さんからは「社会の成熟度民度が低く、一党独裁国家の中国や朝鮮半島」に対しては「平和友好ではなくて、今其処にある危機に対して私は『具体的』回答を求めているのですよ。」とのコメントをいただきました。

「鉛筆削り用ナイフ」さん、わかりやすいたとえ話有り難うございます。
「竹島島民」さん、再度のコメント有り難うございます。

すぐ近くにナイフを振り回す変な人がいたら、怖いのはだれでも一緒です。
何とか切られないように、自分に厄災が及ばないようにと一生懸命知恵を絞ると思います。護身用のナイフを持つというのもひとつの選択肢でしょう。ただそれは自衛隊という形で既に持ってませんでしたか? そのナイフの存在はその変な人も、隣人たちも皆十分すぎるほど知っていますよね。

ここはまず隣人たちに働きかけ、親分(用心棒なんかじゃないと思います。)の御機嫌も取りつつ、その変な人に一致団結してあたることが、国民の生命と財産を守政治家の知恵と腕の見せ所じゃないでしょうか。

ところが安倍さんたちの考えは、「今持っているナイフは護身用だけど、やっぱり親分たちみたいに銃や爆弾も持った方が、舐められないですむぞ。」、「こちらが身の危険を少しでも感じたら、今持ってる護身用のナイフで相手を刺すぞ!」と公言しているようで、私には危なっかしく感じられて仕方がありません。

過去に私たちは、護身用と称して持っていたナイフを振り回して、その変な人も含め隣人たちの心と体に深い傷を負わせた経験があります。安倍さんたちのような考えや発言を隣人たちはどう思うでしょうか。

映画や小説の世界なら、執拗に振り回されたナイフから危うく難を逃れ、我慢に我慢を重ねた主人公の必殺の一撃で the END なのでしょうが、「竹島島民」さんの言われる一般社会の「具体論」(あ〜疲れる、こういう抽象的な言葉を振り回すのが一番苦手です。)では、そうもいきません。

私の後ろには妻や子供達が、恐怖に震えているでしょうし、ナイフを振り回している変な人の背後にも、惨めで辛い目に遭ってきた家族が肩を寄せ合って脅えています。ナイフで斬り合いの大げんかが起これば、罪のない彼らが無傷というわけにはいかないでしょう。

Knife

「竹島島民」さんは、民度が低いと言われますが、金持ちか貧乏かで人格に貴賤がないのと同じで、国が富んでいるか貧しいかとか、その国の政治体制でそこに住む人たちのことを揶揄するのは止めた方がよいと思います。

それよりも何よりも自分たちより民度が低い、能力が低い、文化が違うと判断したらもうその人たち生存権自体も否定してよいのでしょうか?

民放が垂れ流す「下品なセレブと傲慢なお笑いたち」の狂宴にうつつを抜かす人々と、貧しくとも家族で精一杯暮らしているアジアやアフリカの人々とどちらが、民度が高いというのでしょうか。

我々日本人はアジアの中でも神から特別に選ばれた優秀民族というわけですか?

とにかく勇ましいことを言う人たちが、自らや家族を先頭に立てて、最前線で勇ましいことを言うのなら、まだ聞く耳を持つのですが、自分は安全なところにいて人に死ねと命令することが私には絶対に許せないのです。

偉いさんは自分が死んだら大きな損失になるから自分は安全なところにいるべきだと思いこみ、取り巻きもそう周りに宣伝するわけですが、そんなことはないと思います。
代わりはいくらでも居るとおもいますよ。本当に代わりはいくらでも居て、自分は優秀と思っている人たちが手ぐすね引いて交代を待っています。

でも戦場に行かされた兵士の家族には代わりなんてありませんよね。

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2006年7月13日 (木)

反戦ビラ

War

本質とはかけ離れた北の脅威を声高に流しつつ、一方では相変わらずB層の方々の脳を腐らせるようなお馬鹿な”セレブとお笑いのコラボレーション”を続けているうそつきテレビを隠れ蓑に、現実政治はアクセル全開の凶暴なスピードで突き進んでいるようです。

世の中は完全に”戦前”になりつつあります。
戦争という奈落の底に向けて、日本は転がり始めようとしています。
安部晋三が権力を握ったらその動きは更に加速するでしょう。

ブログ村の住人たちにはよく見えているこの現実ですが、一歩ネットを離れると厳しいものがあります。うそつきテレビの中では安部晋三は相変わらず、人気ナンバーワンです。

そこで反戦ビラを作ってみました。
安部晋三と金正日、二人まとめて糾弾していますので、より多くの人にアピールしやすいと思うのですが如何でしょうか。

皆さんの意見表明のお役に少しでも立てれば幸いです。

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2006年7月 7日 (金)

勇ましいことを言う奴には気をつけろ!

7月5日は朝から、憂鬱な日でした。

Nanking_1

妻と毎日見るのを楽しみにしている「純情きらり」が放送延期になったからだけではありません。
どの局もまるで日本がミサイル攻撃を受けたかのごとき騒ぎようでした。
実際にはむしろ、ロシアの沿海州近くに向けて発射され、その付近の海上に落下しているようですが、ロシアのテレビや新聞も日本のように大騒ぎをしているのでしょうか?

早速、安倍官房長官が深刻そうな表情で何度も御登場です。
彼は北朝鮮に制裁を加えよという強硬派です。
聞くところによると日本の核武装にも前向きなようです。

確かに北朝鮮は、とんでもないことを繰り返す非常識な国かもしれません。
もし今度のミサイルが、コントロールを失って日本に限らずどこかの人口密集地帯に落ちていたらと思うとぞっとします。

でも、私は「なめられてたまるか、すぐ経済制裁を発動せよ!」とか、「北朝鮮のミサイル基地に先制攻撃をせよ!」とか、「日本も核武装して抑止力を持て」とかの勇ましい意見には与しません。

あなたは戦争になった方がよいと思いますか?
多少の犠牲を払ってでも北朝鮮を叩くべきだと思いますか?

よく考えてみてください。
その「多少の犠牲」になるのはあなたやあなたの愛するかけがえのない人かもしれないのですよ。
小泉さんも安倍さんも、金正日でさえもその「多少の犠牲」の中には絶対に入らないはずです。
あとで靖国神社に鯱張った顔をしてお参りには行ってくれるでしょうが、残された家族はそれで救われるとでもいうのでしょうか?

とにかくどうしたら戦争にならずにすむかをみんなで考えなければならないときに、どうしてテレビや新聞は、国民に冷静な議論を呼びかけず不安を煽るようなことばかりまくしたてるのでしょうか。
今朝のテレビもあいかわらず、北朝鮮はあんな事をしようとしている、こんな事をたくらんでいると、芸能情報での常套句「何と…」、「衝撃の…」の連発です。

テレビを見ている人たちには今にも北朝鮮が攻め込んでくるような不安感を抱かせるような報道の仕方です。
その不安につけ込んで、”自衛隊の偵察や攻撃能力を高めるために防衛予算を増やさなければならない”、”防衛庁を国防省に昇格させよう”、”北朝鮮の脅威から守ってもらうためにはアメリカに3兆円を貢いでも安いものだ”、”自衛隊が先制攻撃できるように憲法を改正しよう”、”スパイを防ぐために共謀罪はやはり必要だ”などの意見が出てきそうで心配です。

でも冷静に考えてみましょう。

北朝鮮が危険を冒して日本に攻め込んで、これを占領し支配する能力や意志が果たしてあるでしょうか?
もちろん、ミサイルを数発撃ち込むことは可能かもしれません。
でもそのことを防衛予算を増やしたり、防衛庁の省への格上げや、アメリカに大枚を貢いだり、憲法を改正することによって完全に押さえ込むことができるでしょうか?
共謀罪があったらミサイルは跳ね返されるのでしょうか?

私には無理だと思います。
なにせ北朝鮮は隣国みたいなものです。
ミサイルはあっという間に届き、必ずどこかが犠牲になるでしょう。

挑発に乗って経済制裁をすれば、相手はますます硬化してくるでしょう。
そして必ずこちらのはらわたが煮えくり返るような行動に出てくると思います。
そうしたらまた「なめられない」ために、更なる制裁を加えるのでしょうか。
行き着く先は戦争でしょう。

くりかえしますが、戦争になって死ぬのは日本の私やあなたや、北朝鮮の私やあなたです。小泉さんや安倍さんや金正日さんではありません。

冒頭の写真は、侵略戦争を美化する人たち”捏造写真”だと断じるものを敢えて使いました。
捏造かどうかは写真に写っている人たちが、一番よく知っていたでしょう。

平時でも、同じ国民同士でも、光市母子殺人事件や栃木リンチ殺人事件のような残虐なことを人は平気でします。
まして憎しみあって戦争をしているときに他国民にどんな仕打ちに出るかは推して知るべしでしょう。
実際中国での日本だけではなく、第2次大戦中のヨーロッパでも、ベトナム戦争でも、パレスチナでもイラクでも人は数限りない残虐行為を繰り返しているではありませんか。

戦争が始まれば、日本の私やあなたや北朝鮮の私やあなたは、この刀を振り上げている人、そのもとで観念している人、周りでニヤニヤ笑っている人のどれかを演ずることになるのだと思います。

そして、小泉純一郎も安部晋三も金正日もブッシュもこの写真の現場からは遠く離れたところにいるはずです。

勇ましいことを言う奴らに騙されてはいけません。

教訓Ⅰ   詞・曲 加川良

命はひとつ 人生は1回
だから 命を すてないようにネ
あわてると つい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ

青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい

御国は俺達 死んだとて
ずっと後まで 残りますヨネ
失礼しましたで 終わるだけ
命の スペアは ありませんヨ
(以下略)

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