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2006年8月 5日 (土)

「平和の日おめでとうございます!」

大分に赤とんぼの会(問い合わせは大分市の「みんなの家」TEL 097-545-3134)というのがあります。

「戦後政治の総決算をめざす改憲論者、中曽根首相が登場したことに不安を抱いた」同市内の主婦たちが昭和57年末に作った会で、毎年8月15日に「平和憲法9条を守ろう」という意見広告を地元紙も含めて主要五紙に出しており、今年で二十四回目となるそうです。趣旨に賛同する広告主一人一人の名前(匿名も可)を載せる形(写真参照)を続けており、昨年は他県からの参加も含めて三千二百六人の賛同者を得たそうです。

以前からその存在は知りつつそれほど関心は持っていませんでしたが、今年は妻の友人に勧められて、一口広告主になりました。(8月7日が締め切りだそうです。)

Akatonbo

毎年たった一日だけ、それも虫眼鏡で見ないと見えないくらい小さな名前の集まりは、それこそごまめの歯ぎしりにしか見えないかもしれません。ただ実際の紙面を見ると印象は随分違います。日々の生活に追われ、いつもはこの種の意見を声高には発していないであろうごく普通の人々がこんなにも沢山いて、機会さえあれば平和への意思表示をしたいと思っているのだなあと感動してしまいます。

しかるに8月4日の新聞紙面では小泉首相が8月15日の終戦記念日を軸に靖国参拝を検討しており、その理由が「参拝に反発して首脳会談を拒否する中国の要求に屈する形になるのを避けるべきだと判断」したからとのこと。まるで靖国参拝に反対しているのは中韓だけで、国内には反対意見は無きかのような報道の仕方です。

1年にたった1回、一口1000円のお金を都合して自分の意見をようやく新聞紙上に(それも恐らく全国版ではないと思います)載せられる人々の声は、毎日の怒濤のような興味本位の事件・事故報道や人々の劣情に訴える低俗な番組の前では殆ど顧みられることがないのが現実でしょう。

だからといって、ただ手をこまねいていては彼らの思うつぼです。8月15日の参拝にこだわる小泉首相ですが、もともと8月15日はこの国に住む我々全てにとって特別な日、おおいにこだわらなければならない日です。何もかも失なった焼け野原の中で、この国に住む殆ど全ての人が、「戦争では何も解決しない、戦争は何もかもを奪い尽くすまで続く、戦争は庶民にとって最大の不幸だ」ということを思い知った日です。

いわば「平和の原点」「平和の記念日」です。その反省に立って私たちは、二度と戦争をしないことを誓い、戦争放棄を唄った世界に誇る今の平和憲法を受け入れたはずです。8月15日は小泉首相にとってではなく、戦争を憎み平和憲法を守り続けようとする私たちにとってこそ、こだわり続けその意志を見せ付けるべき日です。

さいわい今の私たちにはネットがあり、ブログがあり、メールやファクスがあります。

8月15日は皆で一斉に、反戦や護憲、平和のメッセージのバナー(どなたか誰にでも受け入れられ、かつ印象的なものを作ってくれれば有り難いのですが…)を張り、新年の挨拶のように「平和の日おめでとうございます!」のメッセージ(もっと気の利いた表現があれば大歓迎です。)をメールやファクスで(年賀メールや年賀ファクス送るように)知人や会社、組織、果ては新聞社、放送局、政党事務所や議員事務所にまで送りつけ、靖国参拝など吹き飛ばしてしまおうと思うのですが如何でしょうか!

新聞やテレビがその日首相の靖国参拝のニュース一色でも、へこたれずに済みそうなので私は実行します。

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コメント

 私も思いっきり大声で15日に言います。
 “平和の日おめでとうございます!”
 この日を祝える喜びを周り近所、社内、親戚に伝えましょう。

投稿: morichan | 2006年8月 6日 (日) 17時51分

morichanさん、一日遅れの返事ですみません。
8月15日は戦争反対の原点ですから、おおいにこだわりたいと思います。

投稿: panta | 2006年8月 7日 (月) 21時44分

 市場の変化は激しいです。その市場を掴む工夫に四苦八苦しています。
 ところが、憲法九条は世界市場でやっと日の目を向けられ、これからの市場そのものに変わると思います。
 だからお願い、消費者の皆さん!
 憲法九条を沢山買い、回りにもその品質の良さを伝えて下さい。

投稿: morichan | 2006年8月12日 (土) 08時38分

morichanさん、コメントとTB有り難うございます。
ユニークな視点からの九条擁護ですね。安倍政権になったら、カリスマ性が無いぶんだけ余計外敵の脅威を利用して支持を得ようとするでしょうから、本当に心配です。

投稿: panta | 2006年8月12日 (土) 20時55分

 大変な日になりました。小泉の本性がヤスクニに表れています。
 「経済格差」の拡大を庶民に押し付け、それを確固とした権力によって押さえつける仕組み作りが、ヤシクニ参拝です。
 現状をひっくり返す行動――アメリカの広島・長崎への原爆投下、北ベトナムへの北爆、北朝鮮のテポドン発射、周辺国が反対しているにも拘らず日本の海外侵略の正当化――は同じです。
 私は「経済格差」が様々なところで、表現されていることを明確にしていこうと思っていますが、私はブログだけでは終わらず、行動もするつもりです。

投稿: morichan | 2006年8月15日 (火) 08時15分

morichanさん、おはようございます。
いつもコメントいただき、感謝しています。
憲法改悪が次の政権で具体化してきたら、私も行動を起こさずにはいられないと思っています。

投稿: panta | 2006年8月16日 (水) 08時23分

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