ありがとう、沖縄!

糸数さんが勝つことを想定して、勇み足で作ったエントリーです。(我ながら見通しが甘い)
一旦は削除しかけましたが、今日(23日)になって思い直しました。
沖縄の有権者(正確には今回の投票者)の半数弱が、今の自公政治にNoを突きつけていることがわかりました。もちろん国政選挙ではありませんから単純には解釈できませんが、決して少数派ではないと言うことに勇気づけられます。そういう意味で「ありがとう、沖縄」です。
一方全野党が共闘して立ち向かっても、自公の壁があと少し高かったこともはっきりしました。今は自民党にすり寄っているように見える公明党をいかにこちら側に引き寄せるかも大きな課題だと思います。公明党、創価学会を毛嫌いする人も多いですが、私の知る限り一人一人の学会員は日々の暮らしに追われる生真面目な人達です。新自由主義とは本来は対極に位置する人達だと思います。他の宗教の熱心な信者さん達もそうですが、今の精神的、経済的境遇からの救いをたまたま宗教に求めたと言うことでしょう。
そういう方々に今の政治状況をどうやって理解して貰い、連帯して貰えるかを探ることも大切ではないでしょうか。そんなことも考えさせられた今回の選挙でした。
いつもキラリと光る切り口を見せてくれるファミリー メンタル クリニックさん、この記事も興味深いものです。とくに最後の方の”緊急アピール”のパロディは必見です。
喜八さんからも、面白いTBをいただきました。できたらビラにしてみようと思います。
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コメント
panta さん、こんにちは。
幣ブログ記事を紹介いただきまして、ありがとうございます。
ビラにしていただけるのであれば、有難いことです・・・。
> 公明党、創価学会を毛嫌いする人も多いですが、私の知る限り一人一人の学会員は日々の暮らしに追われる生真面目な人達です。
私も同様に考えています。
むやみに創価学会・公明党を敵視するのは現実的な姿勢ではないと思います(ちなみに私自身は学会員ではありません)。
投稿: 喜八 | 2006年11月23日 (木) 12時27分
panta さん
記事にpanta さんのコメントを利用させて頂きました。
また、TBもさせていただきましたので、批判をしに私のブログに来訪してください。
投稿: morichan | 2006年11月23日 (木) 14時53分
pantaさんこんばんわ。
沖縄知事選挙は残念な結果でしたね。教育基本法にしても結局は与党の力で可決されてしまいそうで悔しい歯がゆい思いです。
うちのご近所にも創価学会の信者さんは15軒おきくらいに多くいらっしゃいます。ほんとに多いです。
一人暮らしの老人の方も多くいらっしゃいます。宗教というより、お葬式代が出せないから、など経済的理由から入会されてるようです。
こういった格差社会をなくすためにもpantaさんのおっしゃるように公明党に力を借りるしか手はないのでしようね。
公明党=宗教と偏見の目で見ていた私もちょっと反省しました。
投稿: korokoro | 2006年11月24日 (金) 18時43分
喜八さん、こちらこそコメント有り難うございます。私も学会員ではありませんが、この記事にも書いたように個々の学会員を責める気にはなれません。ただどうやって私たちの考えをお伝えしたらよいのか模索中と言うところです。
morichanさん、こんばんわ。取り上げていただいて有り難うございます。批判なんて滅相もないですけど、お邪魔させていただこうと思います。
korokoroさん、いつもコメント有り難うございます。喜八さんの所で知りましたが、今回の沖縄知事選、当日分の投票では糸数さんが勝っていたのに11万票もあった期日前投票が加わったところで逆転されたみたいですね。
投稿: panta | 2006年11月25日 (土) 21時14分
pantaさんこんにちは。
私も学会員ではありませんが、仲の良い友達は学会員ですし、尊敬している人が実は学会員だったということもあります。でも、彼らはだからどうだ、ってことはなく、変わらず親しい友人知人です。
アメリカに行ったとき、裕福な白人の友達に「キリスト者以外は不幸だ」と哀れまれたこともありますが(笑)、一方別のアメリカ人でキリスト者の知人は、「どんな宗教宗派であれ、常に誠実で、他を受け止め、共生する努力を惜しまないでいられれば素晴らしい」と言っていました。
本当にそうあればいいと思います。
投稿: 初心者 | 2006年11月27日 (月) 13時53分
初心者さん、こんばんは。コメントいただき感謝しています。
とても参考になるお話し有り難うございます。私たちはつい肩書きとか、その人の属するグループとかで人を見がちですが、後者のアメリカ人が言われたことは宗教に限らず私たちが人と関わっていく上でとても大切なことですよね。小さないさかいから、果ては戦争まで、それができないから起こってしまっている、悲しいですね。
投稿: panta | 2006年11月27日 (月) 21時09分