政治の話をしよう!
いろいろな意見があるかも知れませんが、少なくとも圧倒的多数の国民が安倍首相のやり方にNOを突きつけたと言うことで今回の参院選の結果は大いに評価して良いものだと考えます。
特筆すべきことは公明党が議席を減らしたことと、公明党の支持者(≒創価学会員)の自民党候補への投票数が減少したと言われることです。当たり前のことですが学会員は決して単なる集票マシーンではなかったということでしょう。お一人お一人は今の自民党政治の荒波をもろに受けつつも毎日を一生懸命生きている方々です。生活に根ざした考えをお持ちなのは私たちと変わりはないのだと思いますが、信仰心が強いが故に今までは学会の推薦通りの投票行動をとってきたのでしょう。この変化は自民党などの新自由主義に対する公明党のつきあい方にも影響を与えざるを得ないのではないかと思います。
さて今回の参院選、私個人で言えばこんなに政治的な活動をした選挙はありませんでした。といってもビラ配りをしたり応援候補の集会に参加したわけではありません。政治について家族や周囲の人達と話したり、候補の選挙事務所に電話して疑問点をただしたり、戸倉さんの応援のために山口県の同級生にメールを送ったり、山口県が実家の知人に電話したりと、実際に政治活動をしている方から見ればママゴトのたぐいかも知れませんが…。
郵政解散総選挙の茶番劇とそのマスコミの報道ぶりに怒り心頭に発しこのブログを始めた私ですが、実生活の舞台で声を発していくことの大切さが分かってきた気がします。今春の都知事選挙の時に初めて思い切って遠くの親戚や友人に思いの丈を書いたメールを送ってみたのですが、今の自民党の新自由主義的な政策に決して皆さん満足しているわけではない返信が届き心強く思ったものです。今回の参院選で送ったメールにも同様の返信をいただきました。
一方ごく身近な方の中に公明党の母体が創価学会だと言うことを知らない方が複数おられて正直驚きました。今まで公明党の組織票などといわれていましたが、こういう方達の票も少なからずあったのではと思うと複雑な思いですが、今度の選挙では公明党≒創価学会という認識の元で投票してくれたものと思います。
参院での与野党逆転はなりましたが、大量に当選した民主党議員の中に護憲派がどのくらいいるのか、秋の臨時国会で予想されるテロ特措法延長法案に一致団結して反対してくれるのかまだまだ予断を許しません。ただ今回の”私の選挙運動”から得た経験は貴重でした。まずは周りの人、身近な人に日常会話の中で政治の話をしてみること、そこから全てが始まるのだと思います。
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