« 2007年4月8日 - 2007年4月14日 | トップページ | 2007年4月22日 - 2007年4月28日 »

2007年4月15日 - 2007年4月21日の2件の記事

2007年4月20日 (金)

日本て独立国じゃなかったの?

Ohtasori

「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。」という番組、評判はよく耳にしていました。さりとて夜ゆっくりテレビを見る余裕もなく一度も見ずに終わっていたのですが、先日とうとう見ることができました。

「マニフェスト:アメリカとの同盟関係を一旦白紙にします」編をニコニコ動画の小さな画面で見ました。最初に”太田総理”のマニフェストが発表され、一部ドラマ仕立てになった解説映像が続くのですが、あの「年次改革要望書」が出てきたり、いかに日米同盟が日本にとって隷属的なものかという論調でした。”太田総理”を挟んでマニフェストに対する賛成派と反対派が左右に陣取る配置になっていますが、年次改革要望書は日本側からもアメリカに出されているという反対派の発言は、「そんなのはずっと無視され続けている」と共産党の人に一蹴されていました。反対派の席にいる米人女性から「一度白紙にしてみたら? そうしたら日本人もその有り難みがわかるでしょうよ」的な本音とも言える高慢な発言があったり、小倉優子の「日本て独立国じゃなかったの?」発言が飛び出したりとなかなか興味深い内容でした。

議論が戦争のことに及んだ際に、”太田総理”が「おれは(自衛隊員など)他人を戦場に行かせといて自分は平気ではいられない。戦争になったら俺も戦場に行くから、石破(元防衛庁長官)さん、あんたも一緒に行こうよ!」と絶叫調で何度も何度も呼びかけていました。これには石破本人を始め反対派からは何ら有効な反論が返せずタジタジのようでした。恐らく自分たちの今のステータスは「余人を持って代え難し」と思っていて、戦場の露と消えるのは勿体ないということでしょう。自衛隊員を犬死にするかも知れない戦地に平気で送れても、自分たち自身がそこで死ぬことは国家の大きな損失だと考えているのでしょう。
番組内ではこのマニフェスト、賛成9票、反対15票で否決されましたが(ただし冒頭では反対だった人が一人賛成に回っています)、一般視聴者の投票では賛成48%、反対52%と僅差なのは、当を得た解説のせいでしょうか、はたまた”太田総理”の魂の叫びが届いたせいでしょうか。

Murata

それにしてもしたり顔をして米国への隷従が最良の選択かの如く、米国人と一緒になって得々と語る日本人が少なからずいることには呆れ返ってしまいました。いまこういう人達がこの国を牛耳っているのだなということがよくわかりました。

Kamikaze

太平洋戦争に散った兵士達は彼らをどう思うでしょうか。私の右半分を占める愛国的なマグマがひたひたとせり上がってくるのを感じた十数分でした。

| | コメント (7) | トラックバック (17)

2007年4月15日 (日)

浅ましいの誰だ!

Yajiuma

その内容をテレビが解説しさえすれば誰もがおかしな法律であることがわかる悪法、国民投票法案が衆院で可決されたその日、そのテレビでは朝から中学教師の下着泥の一部始終が写っている防犯ビデオ映像が何回も流されていました。浅ましくやりきれない姿でしたが、今のテレビ局の姿もその浅ましさにかけては似たり寄ったりだと思います。マスメディアとしての使命を忘れて権力やスポンサーに迎合し、理性や良心を失って下ネタや嘲笑に満ち溢れた低俗な番組を流し続けています。

私が今回何よりも腹立たしく思ったのは、あの映像を無造作に流し続けるテレビ局の人権に対する配慮の無さです。おそらく「学校の先生か、これは視聴者が喜ぶ面白い映像だぞ、どうせ下着泥をするようなハレンチ犯だ、無修正で全国に流しても問題ないだろう。」くらいの感覚で放映したのだと思います。今のテレビ局の軽薄・不遜さからしたら、そう考えたとしても不思議ではありません。

”面白映像”とか”衝撃の映像”などと銘打って人の不幸や不運や恥を臆面もなく放送し続けるテレビに要求すること自体が土台無理なことなのかも知れませんが、その影響力は計り知れないものがありますので、やはり許すことができません。犯罪者には考慮すべき人権など無いというのでしょうか。きちんと法律に則って裁判で処罰される犯罪者をさらし者にする権利が、テレビ局のどこにあるのでしょうか

この教師の場合は犯罪としては微罪にはいるのだと思います。手錠をかけられ留置される過程で、彼はすべてを失ったことを知り、悔やんでも悔やみきれない自責の念に駆られて死にたいほどの気持ちだと思います。家族もとても辛い立場に立たされており、その事を思うとますますやりきれないでしょう。それでも人の命を奪ったわけでもなく、取り返しのつかないことをしてしまったわけでもないのですから、罪を償ったら二度と同じ馬鹿なことはせずに立ち直って貰いたいものです。もしそれが病的なものから来ているのなら、治療も必要でしょう。そんな時、あの放映はどう作用するでしょうか。ありとあらゆる映像が録画され、インターネットで世界中を行き交う世の中です。恐らく半永久的に存在し続けるでしょう。その事をテレビ局の人間が知らないわけがありません。これは悪意に満ちた人権侵害だと思います。

どんな人間にも人権があるのです。偉い人だけにあるわけではありません。取るに足らぬと世間から思われている人にも、最低の極悪人にも人として生まれながらに人権はあるのです。アメリカの若者や世界の老若男女の命を奪い続けるブッシュにも、これから日本の若者の命を奪おうとしている安部晋三にさえ人権はあるのです。”誰にでも”そして”生まれながらに”あることを忘れてはいけません。もしそうでなければ”人権剥脱の刑”なんてのをつくれば、そのひとをなぶり殺しにしようが奴隷にしようが自由なはずですが、今回の防犯ビデオの放映はまさにそれに等しい行為だと思います。

真っ当になれよ、テレビ!

| | コメント (19) | トラックバック (14)

« 2007年4月8日 - 2007年4月14日 | トップページ | 2007年4月22日 - 2007年4月28日 »