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2007年7月22日 - 2007年7月28日の2件の記事

2007年7月28日 (土)

学会員の皆様へ

Soka

選挙のたびに公明党の集票力が話題になります。今や自民党候補は学会票無しには当選もおぼつかないなどと言われています。そのためか、創価学会の方々は集票マシーンだのと揶揄され、自分の頭で考えず上から言われるとおりに投票する人たちと思われています。

はたして本当にそうでしょうか。私にはどうしてもそうは思えません。私の診療所に来られる患者さんの中にも少なからず創価学会の方はおられます。みなさん他の方達同様、毎日を一生懸命生きられています。当たり前のことですが、診療を受けるにあたっても御自分でしっかりと判断されています。

確かに組織の上の方から誰々を推薦するとのお達しは来るのかも知れません。しかしそれは全国的な組織であればどこでもありそうなことです。私の業界でも医師連盟というものがあり、今回も武見何とかさんという方の大写しのポスターが送付されてきて、見るのもいやなのですぐゴミ箱へと言うのが実情です。

創価学会の組織がどういう仕組みになっているのか私にはわかりませんが、少なくとも私の診療所に来られる方々は、そんな無思考に投票するような狂信的な方々にはみえません。やはり皆さん、組織の中の自分の立場や世の中こうあって貰いたいという思いなどさまざまな事柄を天秤にかけて誰に投票するかを決めておられるのだと思います。そしてその天秤では私のような無信心なものにとっては縁遠い信仰心が一番重い分銅なのだと思います。そのことは誰にも咎められませんが、それを承知の上で御願いしたいことがあります。

もし学会員のあなたがまだ投票をすませていないとしたら、そして誰やどこに投票しようかと少しでも迷っておられるなら、今のこの国の状況をちょっと思い浮かべてみてください。お金がお金を生んで目の眩むような豪奢な生活をしているヒルズ族のような人達がいる一方で、働いても働いても最低賃金にも満たない生活しかできない所謂ワーキングプアの方々が増加しています。平和国家だったはずのこの国が他国に軍隊を派遣し、国内では住民の反対をひねり潰して米軍基地を新たにつくったり増強しようとしています。どの政党、どの候補に投票することが皆さんと私たちの愛する日本にとって一番望ましいことなのか、熟慮の上で投票されることを心の底から願います

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2007年7月26日 (木)

自衛隊員とその御家族の皆様へ

Jieitai1

82歳になる私の父は海上自衛隊のOBです。(以前の記事で公務員と書きましたが、正確には特別職国家公務員です) 農家の長男でしたが、終戦間近に招集され実戦経験はありません。大村の基地から長崎のキノコ雲を目撃したという父が、戦後どういう思いで自衛隊に入隊したのか話してくれたことはありません。しかし当時20代の若者だった父に、新しく自由で平和な国に生まれ変わったこの日本とそこに住む人々を守りたいという思いがあったことを想像するに難くはありません。

私自身、父の仕事を誇りに思って育ちました。生意気な年頃になって父に自衛隊不要論を吹っかけたこともありましたが、心の片方では”専守防衛”という言葉に象徴される”侵略をしない軍隊”、災害時に真っ先に駆けつける”国民のための部隊”を好ましく思っていたのも事実です。怪獣映画ではただひたすらに叩き落とされる自衛隊機や、踏みつぶされる戦車にちょっと不満でしたが、今思うとあれが自衛隊本来の姿で自らを犠牲にして黙々と国民を守ってくれていたのだと思います。

しかるに今の自衛隊はどうでしょう。銃を携帯し装甲車で他国の地を走り回ることが平然と行われました。今も他国で戦闘をしている国々の兵士や物資の空輸を続け、艦船の燃料を補給し続けています。一方国内では他国の軍事基地建設に反対する地元の人々のもとに自衛艦が差し向けられ、平和活動をしている人々の監視を自衛隊がおこなっています。そして何よりも納得がいかぬのは自衛隊の司令部が米国のそれと統合されるような動きになっていることです。

Jieitai2

「一体どうなってしまったのか、自衛隊よ!」と叫びたい心境です。私が誇りに思い愛着を持っていた”専守防衛の自衛隊”はどんどんその逆のただの軍隊、しかも外国の傘下の軍隊に変わっていきつつあります。もちろんそれは私の無邪気な幻想でしかなかったこともよくわかりますし、軍隊というのは本質的にそういうものなのでしょう。ただ現在の自衛隊員の方々がどんな志で入隊されたのか私にはわかりませんが、少なくともよその国の一部の支配者達のために命を張って戦いたいと考えて志願した人は一人もいないと思います。今の成り行きに戸惑いを覚えている方も少なからずおられるのではないかと察します。かつて反戦自衛官などと呼ばれた方達もおられましたが、組織の性格上政治的な意見は表だってはできないことでしょう。しかし自分たちを統帥する政府を投票で選ぶことは自由です。選挙の際には上の方から指令が出るなどと言う話も小耳に挟みましたが、この国に住む全ての人々を守るためにはどの政党がよいのかを十二分に吟味して投票してくださることを切に、切に望みます

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