新銀行東京
新銀行東京の問題に関する石原都知事の一連の発言、何だか太平洋戦争に突入していったときの軍部や内閣の対応と二重写しに見えてしまいます。ずるずると破局に陥ってしまう前にブレーキをかけられる人はいないのでしょうか。
900億円の累積赤字とか、破綻処理には1000億円かかるとか、あまりにも大きな額で庶民には想像も着かないのかも知れませんが、東京都の出資金額合計1400億円を都税の納税者数約650万人で割ると一人当たり2万円強となります。
まず都民の代表であるはずなのに、旧経営陣の責任についての調査報告書の全文公開や参考人招致にさえ応じようとしない自公議員もさることながら、都民の声がまったく聞こえてこないのが不思議です。
自分たちが選んだ都知事だからと言って東京の人たちは、ただ指をくわえて見ているだけなのでしょうか。自分たちもテレビの言うがままに、最先端の流行に群がり、(私から見れば)無駄遣いをしまくっているので、2万円くらいは仕方がないと言うことでしょうか。
あれだけの高い支持を得て当選した石原都知事ですから、野党がいくら声を張り上げ、メディアがいかに面白可笑しく伝えようと、都庁を取り囲むようなデモでも起きないかぎり絶対にいまのやり方を貫くのでしょう。
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