カテゴリー「マスコミ」の7件の記事

2007年7月 6日 (金)

平気で人の首を切れという人々

いつもながら、周回遅れの私のブログですが、前回に引き続きサンデープロジェクト(先日ではなく6月24日放送分)に関することです。

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前回何かもうひとつ言いたいことがあったような気がしていたのですが、TBしようと思ってお邪魔した喜八ログの謎の憂国者「r」さんの投稿記事で思い出しました。当日のサンデープロジェクト、民主党の小沢代表も出演していましたが、キャスターの田原総一朗氏やコメンテーターの財部誠一氏から激しく社会保険庁の全職員の解雇に対する同意を迫られていました。日曜日は私が自宅の床ふきとトイレ掃除をする当番の日で、雑巾片手に途切れ途切れにしか見ることができなかったのですが、どうもその前に出演していた自民党の中川幹事長が社会保険庁の全職員をいったん解雇すると宣言したようです。あとで見た森田実さんのサイトで、安倍首相が社会保険庁の解体と全職員の解雇を主張していることに沿ったものだとわかりました。(”森田実の時代を斬る”の2007.6.25(その1))

何とかかんとか!、イエスかノーか!”と例の調子でがんがん迫られていました。思わず「がんばれ、まけるな!」と叫びたくなるような場面でしたが、小沢代表は「どうして生首を斬るなんてことができますか」と反論していました。森田実氏のサイトによると小沢代表は「それぞれの人に生活がある。その生活権を奪うようなことはしてはいけない」とも答えていたようです。

全職員の解雇をことさら発言することはどうも対外的なパフォーマンスのように思われて不快です。社会保険庁を分割、解体して「日本年金機構」に改組するそうですが、その過程で解体される社会保険庁の職員は全員解雇され、新しく立ち上がった組織に新規採用となるのは事務手続き上は当然の流れのはずです。それでも実際に働いている人達は、その収入で生活し、家族を養い、将来の設計も立てているわけですから、もし自分が解雇はされたものの採用されなかったらどうしようと不安が頭をよぎるのではないかと思います。それを「当然全員解雇です。」とことさらに言いふらすことは彼らの人生を弄ぶことにほかなりません。

もちろん、自民党が自治労を始めとする労働組合を矢面に立たせて、彼らを支持基盤のひとつとする民主党を不利にさせようと考えていることは、私なんぞにもわかります。しかしその尻馬に乗って、社会保険庁の一般職員の生活や将来にかかわる首切りを平気で迫るキャスターやコメンテーターとは一体何様だというのでしょうか。

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2007年5月19日 (土)

辺野古の海と東国原知事

あいかわらず辺野古の状況は殆ど報道されません。ワイドショーをよく見ている妻に尋ねてみましたが、まったく目にしていないそうです。ワイドショーの合間にある短い”ここで報道局からニュースです”云々の時間に報道されたのかも知れませんが、もしかするとこの時間はCMより視聴率が低く、トイレタイムになっているのかも知れません。

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今朝の新聞の一面も、拳銃立てこもり男の投降(!?)が大々的に報じられており(もちろん一人のかけがえのない命が奪われたこの事件を軽視しているわけでは決してありませんが)、辺野古の記事は片隅にも見つけられませんでした。米軍のための基地を地元の反対を押し切ってこの国の政府は無理矢理つくろうとしており、沖にはこともあろうに自国の軍艦を配備して威嚇する。そしてその事実をこの国のマスコミは殆ど国民に知らせようとしない。本当にやりきれないですけど、これが今の我が国の現実です。

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一方、私が昨昼垣間見たワイドショーにも、妻が夜見ていたバラエティ番組にも宮崎県の東国原知事が出演し笑いを取っていました。昼のワイドショーでは裏金の問題で”正義のテレビ”が知事を応援して追求を始めそうな雰囲気でした。また夜のバラエティでは、東国原知事就任後の1週間で、専門家の試算によるとその経済効果(最近よく使われますが、何か胡散臭い言葉です)は百数十億円にのぼることが彼の口から述べられ、周りの出演者達から賞賛の声が上がっていました。たしかハナワの唄う”SAGA”でも経済効果がどうのと言われていましたが、それで佐賀県民や宮崎県民が幸せになったのでしょうか。困っている人に救いの手が差し伸べられ、医療や福祉や教育に心配のいらぬ住みやすい県になっていくのでしょうか

臍曲がりの私にはかつて観た映画「トルーマンショウ」が脳裏に浮かんできてしかたがありません。宮崎県政がテレビのオモチャにされなければよいのですが…。

*映画「トルーマンショウ」について検索していたら、下記のサイトが興味深かったので勝手にリンクを張りました。(文章はかなり以前に書かれた物だと思います)
”カルチャースタディーズ” :http://www.culturestudies.com/memdir/index.htm
サイドバー内のTEXT ARCHIVEをクリックして出てくるリストの中の「現代社会の矛盾の象徴としての郊外ニュータウン」という文章にリンクを張っています。

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2007年4月15日 (日)

浅ましいの誰だ!

Yajiuma

その内容をテレビが解説しさえすれば誰もがおかしな法律であることがわかる悪法、国民投票法案が衆院で可決されたその日、そのテレビでは朝から中学教師の下着泥の一部始終が写っている防犯ビデオ映像が何回も流されていました。浅ましくやりきれない姿でしたが、今のテレビ局の姿もその浅ましさにかけては似たり寄ったりだと思います。マスメディアとしての使命を忘れて権力やスポンサーに迎合し、理性や良心を失って下ネタや嘲笑に満ち溢れた低俗な番組を流し続けています。

私が今回何よりも腹立たしく思ったのは、あの映像を無造作に流し続けるテレビ局の人権に対する配慮の無さです。おそらく「学校の先生か、これは視聴者が喜ぶ面白い映像だぞ、どうせ下着泥をするようなハレンチ犯だ、無修正で全国に流しても問題ないだろう。」くらいの感覚で放映したのだと思います。今のテレビ局の軽薄・不遜さからしたら、そう考えたとしても不思議ではありません。

”面白映像”とか”衝撃の映像”などと銘打って人の不幸や不運や恥を臆面もなく放送し続けるテレビに要求すること自体が土台無理なことなのかも知れませんが、その影響力は計り知れないものがありますので、やはり許すことができません。犯罪者には考慮すべき人権など無いというのでしょうか。きちんと法律に則って裁判で処罰される犯罪者をさらし者にする権利が、テレビ局のどこにあるのでしょうか

この教師の場合は犯罪としては微罪にはいるのだと思います。手錠をかけられ留置される過程で、彼はすべてを失ったことを知り、悔やんでも悔やみきれない自責の念に駆られて死にたいほどの気持ちだと思います。家族もとても辛い立場に立たされており、その事を思うとますますやりきれないでしょう。それでも人の命を奪ったわけでもなく、取り返しのつかないことをしてしまったわけでもないのですから、罪を償ったら二度と同じ馬鹿なことはせずに立ち直って貰いたいものです。もしそれが病的なものから来ているのなら、治療も必要でしょう。そんな時、あの放映はどう作用するでしょうか。ありとあらゆる映像が録画され、インターネットで世界中を行き交う世の中です。恐らく半永久的に存在し続けるでしょう。その事をテレビ局の人間が知らないわけがありません。これは悪意に満ちた人権侵害だと思います。

どんな人間にも人権があるのです。偉い人だけにあるわけではありません。取るに足らぬと世間から思われている人にも、最低の極悪人にも人として生まれながらに人権はあるのです。アメリカの若者や世界の老若男女の命を奪い続けるブッシュにも、これから日本の若者の命を奪おうとしている安部晋三にさえ人権はあるのです。”誰にでも”そして”生まれながらに”あることを忘れてはいけません。もしそうでなければ”人権剥脱の刑”なんてのをつくれば、そのひとをなぶり殺しにしようが奴隷にしようが自由なはずですが、今回の防犯ビデオの放映はまさにそれに等しい行為だと思います。

真っ当になれよ、テレビ!

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2007年2月 3日 (土)

ニュース声優

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最近ニュースを見ていてとても違和感を感じることがあります。事件の被疑者などの供述(当然実際に聞いたわけではなく警察や検察から流されたものだと思いますが、)を声優まがいの声色で報じていることです。一昔前からの音声を変調して流すインタビューにもかなりいかがわしさを覚えていましたが、それとは別のあざとさを感じてしまいます。


音声の変調は発言者の特定をしにくくして、より真実を述べて貰おうと言うことなのでしょうが、あの甲高い声やモゴモゴ声での話しが始まると、とたんに私の中でリアリティが急降下です。どちらの声もよく似た声質の人を知っているので、まるでその人達が喋っているようにしか聞こえず、話の内容はそっちのけになってしまうことがよくあります。平気でやらせをさせるテレビ業界です、音声を変えたらやらせ発言をする人もより敷居が低くなることでしょう。


ただ音声を変調しても、まだ微妙な声の震えや、間の置き方から、発言者の怒り、悲しみ、あざけり、喜び、憎しみなどの感情が垣間見え、我々は彼らの人となりを推測できます。ところが冒頭に書いたような、台詞を他人が吹き替えよろしく読み上げるやり方は脚色以外の何物でもありません。実際、被疑者の供述はさも性悪で陰気な感じに読み上げられます。聞いた人の頭の中には実際とは異なる”犯人”像ができあがってしまうでしょう。もうテレビや映画の悪役と同じです。


この声優まがいのナレーション、最近はNHKのニュースにまでも採用されています。それどころか先日は六カ国協議を伝える7時のニュースで、北朝鮮の金桂冠外務次官の発言をこれでやり、それに対するアメリカのヒル国務次官補の発言は従来通りアナウンサーが読み上げるという応用編になっていたのには参りました。


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2006年12月10日 (日)

テレビ局を取り囲め!

Tvstation_1

生まれてこの方デモというものに参加したこともなく、今後も大都会のデモにはまず参加できようもない私が言うのもおこがましいのですが、テレビ局こそデモをかけ、人間の鎖で取り囲むべき対象ではないかと最近つくづく思うのです。

よくマスコミは第4の権力などと言いますが、いまやテレビ局は権力の出城(いや総本山かな?)のような勢いです。あの議員先生方にでさえまだ我々には投票という異議申し立ての手段がありますがテレビ局はどうでしょう。どうやって異論を唱えたらよいのでしょうか。テレビ局が権力と結びついたとき私たちはどうやってそれに立ち向かえばよいのでしょう。テレビ局が権力者やその周辺の人々のテレビへの露出度を意識的に多くしただけでも、それは何億円もの広告に匹敵すると思います。企業がそんな額のお金を政治家に渡して何らかの見返りがあれば即、贈収賄事件ですが、この方法なら立件は中々難しいでしょう。

Morita_1

国会にデモをかけたり、議員さん達にファックスを送るのも有意義なこととは思いますが、議員達にとってもテレビでどう報道されているかが一番気懸かりなことであり、判断の材料の大きな部分を占めているのではないかと思います。テレビ向きの派手なパフォーマンスをする政治家や評論家は必然的にテレビへの露出の機会が多くなり、テレビと一体となって世論を誘導していきます。それに異議を唱えようとする政治家や評論家がいても、テレビに出して貰えなくなれば多くの人にその意見を発することすらできません。それどころかテレビで悪者と決めつけられたらもうその人の社会的生命は終わったようなものです。一方テレビで人気者に仕立て上げられれば、怪しげな占い師も皆大先生呼ばわりです。

直接受信料を取られるNHKに対しては文句を言う人たちも、本当は必要もないし欲しくもなかった物を、巧妙なコマーシャルで、それが無いと夜も日も経たないような気にさせられて買わされてしまいます。その結果NHKの受信料よりよほど高い出費をさせられていることには気付かず、どんどん下品になっていく番組を相変わらずポカンと見続けています。視聴率を上げるためにこれでもかこれでもかとどぎつい番組が増え、コマーシャルは人の目を引くのにますます手段を選びません。無料だからNHKより余程いいと勘違いし、番組の内容の無さにさして腹も立てず、逆にその番組のスポンサーの商品の絶え間ないCMに目がくらみ、欲しかった物と勘違いして我先に買いあさります。テレビ局は視聴者からではなくスポンサーからお金を貰っているわけですから、ちょっとくらい視聴者から抗議が来ようとどこ吹く風で、それで注目されて視聴率でも上がればむしろもうけものです。視聴者は視聴者でその番組の複数のスポンサーに一々抗議したりわざわざ不買運動などもしないでしょう。第一テレビが取り上げてくれなければ不買運動も広がりはしません。本当に巧妙なシステムができあがったものです

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先日私の住む県では珍しい数千人規模の大規模なデモを駅前で目撃しました。教育基本法反対のデモでした。長い長いデモの隊列に感動し、とても勇気を貰いましたが、地方に住む我々がそんなデモに遭遇することはまずありません。私が幼い頃「安保反対!」とデモの真似をして親を笑わせていた60年安保闘争も、多感な時期に自分なりに社会や国について考え始めるきっかけとなった新宿フォークゲリラやべ平連のデモ、大学紛争を始めとする70年安保前後の争乱も、その鮮烈な記憶はすべてテレビの画面を通して刻み込まれたものでした。インターネットの無い当時、テレビで伝えられなければ、地方で育ち大学も含めてすべて地方で学生生活を送った私に今ほどの影響は与えなかったのではないかと思います。

テレビが権力側に付きつつある(希望的にそういっておきますが…)ことはとてつもなく恐ろしいことの始まりです。何とかしなければと思うのですが、手だてがありません。ただNHKを始めとして個々の番組をみているとまだテレビ局の内部にもいろいろなスタンスの人たちがいて、一様ではないなと言う気がします。しかし目の回るような忙しい現場でしょうから、じっくり考える間もなく大きな流れに流されていってしまいつつあるというのがそこで働く人々の現状ではないでしょうか。そんな彼らに「ちょっと待ってよ、今の世の中に危機感を持っている人たちがこんなにも沢山いるよ!、あなた達はどう考えてるの?」と問いかけるためにもテレビ局への(もちろん平和的な)デモや人間の鎖は有効な手段ではないでしょうか。

冒頭にも書きましたが、私が都会の大きなデモに参加することはこの先もまず無いでしょうが、一人プラカードを掲げてでもテレビ局で働いている人々に訴えかけ、ビラを配りたい気持ちでいっぱいです。

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2005年11月11日 (金)

あれから2ヶ月

あれから丁度今日でテレビを2ヶ月見ていません。

もちろん時々ニュースや天気予報のたぐいは見ることもありますし、妻が見ているワイドショー(妻も私の影響でテレビがつまらなくなってしまったそうなのであまり見てはいないのですが…)の音声や画像が耳や目に入ってくることはあります。
また公共の場に置かれたテレビを見る機会ももちろんあります。

たまに視聴してやはり一番目につき耳につくのは先の総選挙の戦略さながらに短いフレーズを画像とともにたたみかけるように浴びせかけるコマーシャルの凄まじさです。

ワイドショーではあるコマーシャルに有名女優や歌手が出ているという理由でその制作過程と完成したコマーシャル全編を放映したり、自局で放映予定のスポーツ中継や特別番組をニュースの一部のように見せかけて宣伝したりと、止まるところを知りません。

消費者金融のコマーシャルを何の違和感もなく漠然と見ていた以前の自分を思い出すと背筋が寒くなる思いです。

しかし一旦見始めると、興味を引かせ視聴率を少しでも上げるために、次々にあの手この手で繰り出されるコマーシャルや番組本編は、その内容の真偽や程度や倫理観の有無等に関わりなく、強い磁力で私の心を引きつけて何時までもスイッチを切らせまいと引き摺っていきます。

この手で政治宣伝や思想操作をやられたら本当に怖いなと思います。

やはりテレビは見ないのが一番いいのだという思いを強くしているこの頃です。

misima

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2005年10月11日 (火)

ブログからビラをばらまけ!

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反小泉のブロガー同盟の趣旨に賛成です。

但しマスコミが完全に政権に迎合している今、

この動きは完全に黙殺されるでしょうし、いかに賛同するブロガーが

集結しようと全体からすると無視できるほど少ない数でしょう。

このままでは世の中を動かす力にはなれないのではないでしょうか。

私たちの主張やマスコミが絶対に報道しない事実や真実

を、B層(失礼!)の方々に知ってもらうためには、

まだまだネットの世界だけでの展開では力不足だと思います。


そこで提案です。


各ブロガーが自分のブログや他人のブログでこれはぜひとも

B層(失礼!)の方々に見てもらいたいと思う内容のものがあったら、

それをできるだけ平易な文章とわかりやすいレイアウト

に書き換えて、できるだけ多くプリントアウト

して、人の集まるいろいろな場所に置いておくというのはどうでしょうか。

私自身、先の選挙の直前にどうしようもない

焦燥感から世に倦む日々」の一部を写真などの

レイアウトはそのままに堀江貴文に焦点を当てた平易な文章に

書き直し…このブログの知性あふれる文章にはいつも感服して

しまうのですが、私の肉親も含めてB層(失礼!)の方々には

読めない漢字、わからない言葉が多すぎる…プリントアウトして、

ある待合室に置いておいたのですが、

数時間で無くなっていました。

また私の考えに賛同してくれた姉が、近所の人たちに

小泉自民党に投票しないように説得してくれた際にも

このプリントアウトがおおいに役だったようです。

勝手に文章をプリントアウトしてしまったことを

この場を借りてお詫びしますが、逆に考えると

ブログの作者がこれだけは世間の人々みんなに

知ってもらいたいという希望が強い場合、

「プリント有用」などのロゴ

を張っておくと著作権など考慮せずに自由にプリントアウトして

配布可能だという決まり事を作っておくと

ブログのまだまだ狭い世界を飛び出して世間に広く

アピールするきっかけになるのではないでしょうか。

私の輪転機はフル回転する用意があります。

1000人の人が100枚ずつばらまいたら、

10万枚のビラ

をばらまいたことになるのです。

初めからそこまでは無理としても、各自がプリントアウトして

配布した枚数をTBしたら、すぐ総計がわかり

「世に倦む日々」の言われるところのモメンタム

形成に役立つのではないでしょうか。

なんとかB層(失礼!)の方々に

我々の思いを、そしてマスコミによって

闇に葬られかけている真実を伝えようではありませんか。

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